「長時間労働」と「根性」で心も体もボロボロの方へ(by 安宅和人)

イシューからはじめよ

「日本人は生産性が低い!これからの時代、高付加価値人材を目指さないと!」という主張はビジネス書を開けばよく目にするようになりました。

しかし「高付加価値人材になるためには具体的に何をすればいいの?」という一番肝心なことだけが書かれていなかったりします。

新しい技術を生み出すことはあなたが研究者でもなければ無理でしょうし、新しい技術を学習するだけでも大変なのに、新しい技術のはずのものですらすぐに陳腐化して「新しかった技術」になってしまうのです。

人生は短いです。どうすれば短い人生の中で「価値」を生み出すことができるのでしょうか?

根性に逃げるな

そもそも、「デキる人」(生産性の高い人)と「デキない人」(生産性の低い人)の違いはどこにあるのでしょうか?

ヤフー株式会社の(CSO:チーフ・ストラテジー・オフィサー)でありイェール大学で脳神経科学の分野で学位(Ph.D)を取得した経歴のある安宅和人(あたか かずと)さんは、「能力と別のところに原因があることが多い」と主張します。

能力が生産性の原因でないとしたら「何」が原因なのでしょうか?

安宅和人さんは「問題の『イシュー度』に差があるからだ。」と主張します。

なかなか生産性の上がらない人は答えを出したところでほとんど意味がないテーマに時間を浪費している一方で、生産性の高い人は答えを出すことで意味のあるテーマに時間を集中させているというのです。

確かに圧倒的な結果を出す人は時間を無駄遣いしません。思い返せば、このブログで紹介した五島慶太さんもそうでしたね。

「その日のことは、その日で忘れる主義だ。その日に決断のつかないことを思い悩んで持ち越すようだと、あすの戦争は負けだ。」という五島慶太さんの名言を紹介したこともありました。

MEMO

とはいえ時間を節約するだけでは結果を出すことはできないことは明らかです。

「自分にとって意味のないことに時間をつかわないという」五島慶太さんの主張が「守り」だとするならば、守りにより浮いた時間はどのようなテーマに使えばいいのか?という「攻め」の発想も必要であることは間違いありません。

では「答えを出すべき意味のある問題」とはどのようなものなのでしょうか?

答えを出すべき意味のある問題を、どのようにして見つければいいのでしょうか?

答えを出すべき意味のある問題を、どのようにして解けばいいのでしょうか?

意味のある問題を解いた結果を、どのようにして他人に伝えればいいのでしょうか?

イシューからはじめよ」(安宅和人著)では、上記の疑問に対する答えがすべて明らかにされています。

もしあなたが価値を出さなければいけないのに、その「価値」の正体がわからずもがいているなら、絶対に読んだ方がいい1冊です。おススメです。