「遊ぶのは老後から」と思い込んでいる方へ(by 大前研一)

やりたいことは全部やれ!

あなたの周りに「死ぬ気で遊んでいる大人」はいるでしょうか?

わたしは青春時代の一時期をイタリアで暮らしていたことがあったのですが、イタリア人は遊ぶことに真剣でした。

夏のバカンスの時期には1ヵ月以上、「近所の人たちの顔を見かけない」ということは珍しくありませんでした。(たしかに自宅のボイラーが故障してお湯がでなくなった時は困りましたが・・・)

しかしわたしの身近な日本人の大人たちは遊ぶことに否定的でした。「イタリア人は働かなくて困る。」とわたしの周りの日本人の大人たちはいつも愚痴をこぼしていました。

わたしは「家庭も犠牲にして頑張って働かないと経済が成立しないなんて馬鹿な話あるの?」と内心思っていましたが、当時のわたしはそんな両親に養ってもらう立場ですから、当然ながらそんなことを主張できるわけもなく、素朴な疑問には蓋をするしかできませんでした。

しかし学生の時、ある一人の日本人の著書に出会い、わたしはノックアウトされてしまうのです。

わたし、感染しました。

大前研一(おおまえけんいち)先生は、世界的に有名な経営コンサルタントであり、非常に稀有な存在です。

なぜならば、日本の戦後第一世代の伝説的な経営者たちと一緒に仕事をした、最初で最後の経営コンサルタントだからです。

ですから90分の講演を依頼すればその費用は5万ドル以上にもなるそうです。

それにもかかわらず、欧米や東南アジアは言うにおよばず、チリやアルゼンチンでも、フランスやアイスランドでも、インドでもアラブ首長国連邦でも、オーストラリアやニュージーランドでも、高い入場料を支払ってでも話を聞きたいと願う人が後を絶たないカリスマ的な存在です。

著書はゆうに100冊以上ありますし、英語でも8冊(わたしの知る限り)もの本を世に送り出しています。

何を隠そうわたしも学生時代の時に、大前研一先生の著書に出会い、「俺も経営コンサルタントになりたい!!」、「あんなカッコいい大人になりたい!」と影響を受けた一人です。

「影響を受けた」というよりはむしろ、大前研一という偉大な人物に『感染』した、と表現するほうが正確かもしれません。気づいた頃には貪るように大前研一先生の本を読んでいましたし、どうしても一目会いたいという気持ちをおさえることができず、講演会に忍び込んだこともあります。

そんな大前研一先生にゾッコンのわたしが紹介したい1冊が「やりたいことは全部やれ!」です。

いつ遊んでいるの?

わたしが感染してきた、わたしにとっての先生は、「え?そんなに生産性が高いのにいつ勉強しているの???なぜ?遊ぶ時間を確保できるの?」と、存在自体に謎があるような人物です。

まさに大前研一先生もそのうちの一人なのですが、大前研一先生は夜11時頃に就寝し、毎朝4時に起きてシャワーを浴び、仕事をする生活をもう何十年も継続しているそうです。(それで全然辛くないというのですから驚きです。)

「やりたいことは全部やれ!」は(おそらく)40代のサラリーマンをターゲットにしていますが、あなたが何歳であっても自分の人生に迷っている人にはお勧めできる1冊です。

プロローグには、こんな言葉があります。

もはや国任せ、会社任せ、運命を他人に委ねる、という考え方そのものとここで訣別しよう。かくいう私は、親の言うことを聞かず、先生の言うことも聞かず、上司の言うことも聞かないで、自分のペースでしか動かない、という生き方をしてきた。そういう人生も悪くないのだ、ということをぜひ本書で知ってもらいたい。(中略)

なにしろ自分の信じている人生を生きている人はまわりから見ても素晴らしいし、バイタリティーに満ちている。それを続けていけば、なにかを会得するはずである。

回り道をしながら、実はとても大切なものを見ているので、他の人から見ても魅力のある人物に次第になっていく。家族や友人から見ても幅が広く、頼り甲斐がある、と思われるようになる。こうして、人生を再設計し、見つめなおすために、この回り道そのものでしかない本書を参考にしてもらえたら嬉しい。

【引用:やりたいことは全部やれ!】

おそらく「やりたいことは全部やれ!」を読み終わる頃には、「人生、本気で楽しまなければ本当に損だなぁ。」という気持ちになると思います。人生がつまらないと思っている方にこそ読んでほしい1冊です↓↓↓↓